浮気の境界線、浮気はどこから浮気と認識するのか
浮気のボーダーライン、どこから浮気と呼ぶのか
「許せない!浮気された!」と怒り心頭の方がいれば、「いやいや浮気じゃなかったよ。飲み会だったし…」と何故怒っているのかがわからない方もいますよね。
私の経験を踏まえると、信頼し合った家族や、時間や価値観を共有している恋人だからこそ、浮気の価値観の違いに苛立ちを感じ、揉め事が大きくなることが多いです。
浮気というのは一体どこからそう感じるのでしょうか。
今回は、どこからが浮気かという事を取り上げ、浮気のボーダーラインを紹介していきます。
一般的には肉体関係をもつこと
個人差も大きくありますが、浮気のボーダーラインの男女の意識についてご説明いたします。
あるインターネットのアンケート調査によると、男女の8割以上が、「肉体関係をもつ」が浮気だと思うと回答していました。
肉体関係をもつのは男女ともにアウトのようです。
男女によって浮気のボーダーラインに差がある
しかし、どこからが浮気かには、男女間で大きく分かれたものもあり「二人でデートする」は男性が3割ほど、女性では5割以上の方が浮気と捉えていました。
「デート」の捉え方も人それぞれに差がありますから「ちょっと出かけただけ」と思っていた事が、相手には「デート」と捉えられていたり、「この人との食事はただの食事会だけど、あの人との食事はデートでしょ!」など、人によって線引きが変わるため、デートはグレーゾーンと言えそうです。
法的には浮気はどこから?浮気=不貞行為とは
一般的には、価値観の違いによってこういったグレーゾーンが生まれるため、交際相手や配偶者と話し合ってもうまく通じず、揉め事が大きくなることもありますが、法的な浮気の線引きはあるのでしょうか。
実は、法的保障のある夫婦間の浮気と認定されるものは「肉体関係を持つ」ことです。
つまり「肉体関係」を持ってしまったら、一般的な価値観からも法的にも浮気として言い逃れのできない状況になったと言えそうです。
浮気が発覚した後、周囲への影響は
誰でも携帯電話やスマートフォンを持つようになった今、メールやSNSを通じて多くの人に連絡を気軽に取れるようになりました。
親密な仲になるための気軽なチャンスを作れるようになったとも言えるでしょう。
しかし、軽い気持ちで始まった浮気でも、それが発覚してしまえば、交際相手や配偶者の信頼を深く裏切るため、簡単には関係を回復できません。
また、職場の人間関係や友人関係でも今まで築き上げた信頼を失いかねません。そして、最後はいつも自分をフォローしてくれていた親や兄弟などの家族関係を壊すことにも繋がりかねないでしょう。
浮気が原因で、信頼する人の健康を損ねることも
浮気だなんて珍しくもない話だし大げさな、と思うかもしれませんが、浮気は今までの信頼を裏切る行為なのです。
浮気が発覚したことで一番大きく影響を受けるのが、もちろん浮気をされた側です。
カップルで同居している場合、できるだけ隠そうとしているとはいえ、相手の些細な変化に気づかないわけがありません。
「もしかして、浮気してるんじゃ…」
人を疑うということは、浮気をした人間が考える以上に、非常にストレスの溜まることなのです。
(矛盾と両義性)
「もしかして」と勘繰りながらも、「あるはずない」と信頼している人物を疑うなんて、自分はなんて厭らしい人間なんだと強い罪悪感も伴います。
浮気で裏切られてもすぐには嫌いになれない
浮気されたといってすぐに嫌いになることができないのも人間です。
相手は嘘をついているのではないだろうか?嘘をついていると疑うなんて良くないことだ、嘘をついていたらと思うと憎い気持ちでいっぱいなのに好きな気持ちも残っている…。
好きな気持ちが残っていることが自分をサポートしてくれる人たちにも悪いような…もう情けないような…それでもその気持ちは消せません。
浮気をしている側が気楽に逢瀬を楽しんでいる傍らで、浮気された側は複雑な感情でいっぱいになり、激しいストレスを抱えます。
激しいストレスは不規則な生活を起こし体調を崩すことも多々あります。
親にまで迷惑をかけることも
また、体調を崩すのは浮気された側だけでなく、された側の家族、した側の家族も体調を崩すことがあります。
親は子、への無償の愛を持っているものです。それゆえ、子どもの痛みは子ども以上にも強く感じてしまうものなのです。
浮気をした側、された側のことを親身に思っていればいるほど心配から体調を崩すことがあるでしょうし、親だって日々の生活を送るだけで精一杯ななか、大人とは言え不意打ちともいえる我が子のトラブルを聞いただけで、血圧が上がり具合を悪くすることもあるでしょう。
浮気が原因で友人の評価や仕事への影響力は
浮気に嘘はつきものです。
よほど相手がどうでもよい関係でないかぎり、浮気を明かさず、嘘をつかずに浮気をすることは難しいでしょう。
このため一般的な見方から、浮気をしているという事実は、嘘をついていると判断されやすいという事です。
つまり、本来、一番大事な存在であるはずのパートナーにさえ嘘を厭わない人間性であると見られるでしょう。
浮気の存在が、仕事の人間関係や友人関係にも広まったとき、浮気をした側はその信頼を落とさずにいられるでしょうか?
お互いが未婚であるか、既婚であるかで変わる
結婚前または婚約前であって、ただの交友関係であれば、大目に見たり、プライベートなことだと割り切って付き合う友人や、また仕事関係の人は多いと思います。
しかし結婚後の浮気については、結婚という事柄がの意味やその契約を重視せず、契約を破棄した際のリスクを見積もることもできない人間だと内心で評価を下げる人物もいる事でしょう。
そもそも、浮気をするなら、結婚をすること自体に誤りがあるとも言えるでしょう。
目移りや心変わりをする浮気の初期段階で早めに気づこう
どこまでもこんなに辛い経験はもうしたくありませんし、社会的にもリスクがある浮気は防ぎたいですよね。
できるだけ早めに対処することでリスクを最小限に抑えられるよう、浮気をされないように気を付けるべきことはなんだったのかと、経験をもとに考えたことをまとめてみました。
相手の浮気を目移りや心変わりの時点で察する
- デート中でも頻繁なスマホのチェック
- デートのドタキャン
- 自分の知らない友人と出かける回数が増える
浮気を防ぐには
- 自分自身も対等な立場で、良い関係を築くために努力し続ける
- 束縛し過ぎず、連絡をまめに取る
- 相手の話をよく聞き、理解するように努める
- 自分自身も身だしなみ等気を付け、仕事や趣味など自分の魅力を高めるようにする
恋愛はいつ火が付くのか誰にもわかりません。しかし、お互いを尊重していれば浮気をする可能性を低く抑えることができるはずです。
不倫調査について詳しく知りたい方・無料相談する前に確認したい方
どこからが浮気か、そのボーダーラインは人それぞれに違いがあります。
しかし、どこからであっても、浮気によって与える影響や、周囲の人が撮る行動や受ける印象には共通点があります。
「手をつないだら浮気」というアンケート結果もありますが、さすがにそれで人の信用を失う事は少ないでしょう。
詳しくはどこからが浮気?浮気の判断基準アンケート分析を参照してください。
しかし、「心のないSEXは浮気でない、それはスポーツである」はどうでしょう、果たしてその価値観を受容できるでしょうか。
そんな言葉は、論理的言葉遊び以外の何物でもありません。スポーツの定義と本気の定義の否定によって浮気の定義を言い換えた言葉遊び、論理的には正しくても、社会的に決して受容されることではありません。そんな浮気の言い訳には反論のポイントをしっかりと抑えて、その価値観を流し去りましょう。
パートナーの行動をどこからか浮気かもしれないとも思ったら、ストレスを溜め込む前に相談してみましょう。