カウンセラーが明かす「慰謝料が相場の倍額になった調査体験」

慰謝料を取って離婚。慰謝料が相場の倍に!

調査の証拠が慰謝料を倍額にした

カウンセリングルームには、様々な方がいらっしゃいます。悩みは人それぞれですが、近年、特に増えているのが、浮気というパートナーの裏切り行為に悩む方です。どんなことがあっても、パートナーの裏切り行為は許せないものですが、事実をはっきりさせることによって、新たな未来へと進むことができます。

今回のお話は、夫と夫の不倫相手に慰謝料を請求し、新しい生活を始めた女性のお話です。

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相談者:美奈子さん(仮名・40代)

結婚して9年。夫と、小学校へ上がったばかりの双子のお子様、義母の5人家族で暮らす美奈子さんは、半日勤務の準社員として働きながら、子育てと義母の介護もこなし、忙しい毎日を送っていました。優しい夫に可愛い子どもたち。実の娘のように美奈子さんのことを大切にしてくれる義母。そんな家族と過ごせる毎日は、美奈子さんにとっては幸せそのものでした。

しかし、ある日を境にその生活は一変しました。

夫の不倫相手からの電話

その電話があったのは突然のことでした。いつも通り、家族のために夕食の準備をしていた時のことです。

「初めまして。Aさん(美奈子さんのご主人)とお付き合いしているB子と申します。Aさんから、妻とは離婚寸前だ。

すぐに離婚をするから付き合って欲しいと言われてお付き合いを始めました。なのに、奥様が離婚に応じないから離婚ができないとAさんからお伺いしました。

私、妊娠してるんです。お腹も目立ってきましたので、このまま離婚に応じないのであれば、この子の父親はAさんであると、会社にばらします。そうすれば奥様も離婚してくれますよね」

美奈子さんは頭が真っ白になりました。
夫が不倫していること。不倫相手が妊娠していること。夫が離婚するつもりだということ。どれも、美奈子さんは考えたこともないことでした。

ご主人に確かめてみた

そ の日の夜、ご主人が帰ってくるまで、美奈子さんはどのように過ごしたのか、記憶がないほどのショックを受けたそうです。しかし、真相を確かめずにはいられなかった美奈子さんは、ご主人に真相を確かめました。
すると、ご主人から意外な答えが返ってきました。

「電話をしてきた女性は、一方的に僕に好意を寄せていて、あることないこと会社で話しているから困っている。」

美奈子さんは、ほっと胸をなで下ろしました。そして、よく考えてみると、時間的に余裕のないご主人が不倫をするのは不可能だと気が付きました。

結婚するまで、ご主人と同じ会社で働いていた美奈子さんは、ご主人の仕事内容をよく理解しています。海外とのやりとりが必要な部署なので、時差の関係で夜遅くや朝早くに会社にいなければならないこともあります。

その分お給料は良いのですが、激務のため、美奈子さん自身、妊娠を機に退職を選びました。ご主人の仕事ぶりを知っているからこそ、家庭のことは頑張ってやろう。そう思ってこれまで頑張ってきたのです。

再び、不倫相手からの電話

あの電話があってから3週間ほどは何もないまま過ぎていきました。しかし、また、B子さんから電話がかかってきたのです。

「Aさんから、あなたに直接連絡するなと言われています。でも、何の進展もないまま見ているだけなんてできません。」

今回電話の内容は、離婚をしてくれないと、子どもが父親のいない子になってしまう。そういった内容でした。しかし、ご主人から話を聞いていた美奈子さんは、嫌がらせはやめてください。そう言って電話を切りました。

 

不倫相手のことを調べる

ふと、B子さんについて気になった美奈子さんは、昔の同僚にお願いして、B子さんについて調べてもらいました。すると、B子さんは、4年ほど前にご主人と同じ会社に入社した女性で、30代後半で独身、現在妊娠していることが分かりました。

B子さんのご主人に対する嫌がらせをやめさせたい美奈子さんは、“妊娠しているのなら相手がいる。その相手からB子さんに話をつけてもらおう”と考えました。しかし、今以上の情報を手に入れることはできず、プロの力を借りることにしました。

依頼をした探偵社にこれまでの経緯を説明したところ、B子さんの身辺調査と合わせて、美奈子さんの夫に対して嫌がらせをしている証拠を押さえるための調査を行うことになりました。

調査結果

調査の結果は、B子さんが美奈子さんに伝えたことが事実であることを示していました。嫌がらせどころか、ご主人は毎晩のようにB子さんのマンションへ寄ってから帰宅していました。マンションへの出入りの様子だけでなく、妊娠中のB子さんを気遣っているのか、食材や日用品を購入して持って行く様子や、B子さんの車をご主人が運転して出かける様子が写真に収められていました。

ご主人と不倫相手に慰謝料を請求

その後も探偵からの指導のもと、証拠を集められるだけ集めて、ご主人が言い逃れできない状況にした上で、美奈子さんはお子様二人とお義母様と一緒に家を出ました。それと同時に、婚姻費用の分担請求調停と離婚調停の申し立てを行いました。

それと並行して弁護士からB子さんに慰謝料の請求を行いました。

事を荒立てたくなかったご主人と、お腹の子どものためにも早く美奈子さんとAさんの離婚を成立させたかったB子さんは、美奈子さんの請求を希望通り承諾し、別居から1か月後には離婚成立となりました。言い逃れができない証拠があったことで、話し合いはスムーズに進み、慰謝料は相場の倍近い額となりました。

お金で全てが解決できるわけではありませんが、少しでも多くの金額を手にできたことで、再出発への気持ちの整理ができたように思います。

後に分かったことですが、ご主人は一時的な気の迷いからB子さんと関係を持ってしまい、その関係はズルズルと続いてしまいました。そして、気が付いたときにはB子さんが妊娠している状態だったようです。B子さんとしては、年齢的にも後がないと感じていたのでしょう。Aさんが既婚だと知りながらも、それでも良いと思ってお付き合いを始めたそうです。

もしかしたら、不倫も妊娠もB子さんの画策だったのかもしれません。

美奈子さんとは血縁関係のないお義母様ですが、真実を知ったお義母様は、息子のしたことを美奈子さんに詫び、その上で、”ホームに入るから私のことは心配しないでいい”とおっしゃったそうです。しかし、美奈子さんも、子どもたちも、おばあちゃんと暮らしたい。そう願っていましたので、離婚が成立した今では、新しい場所で、お義母様と二人のお子様と一緒に新しい生活を始められています。

 

探偵社から一言

今回のケースでは、調査結果が離婚を有利に進める材料となりました。調査結果が調停で証拠として採用される場合もありますので、証拠集めはプロにお任せください。今回のようなケースで一つ思うことがあります。それは、もし、もう少し早い段階で調査が行われていたら、違う結果になっていたかもしれないということです。

調査を行うことで、浮気や不倫を早い段階で清算できる場合もあります。
ご相談は無料、秘密厳守です。お気軽にご相談ください。

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