ジム通いと浮気。価値観や趣味の違いを埋める方法

ジム通いから始まった浮気関係

どうすれば結婚生活や恋愛感情を保つことができますか?

恋愛において持続的な関係を築くには、「尊敬」できるかどうかという事と、「共通項」をたくさん持つ事が大切です。

夫婦は「生涯の伴侶」と言われる通り、永い間お互いを支え合いながら生活を共にしていくことになります。もしかすると、思いもよらない怪我を負う事があるかもしれません。高齢になれば病気をすることもあるかもしれません。辛い時も、また楽しい時も、誰よりもそばで配偶者の望みを聴くことができる者、日々の感動を分かつことができる者、それが「人生の伴侶」と言われる理由です。

しかしながら、相手への愛情を持続させることはなかなか難しいものです。なぜなら、愛情とは無償の奉仕という事、つまり自分の何かを与えるという行動に付随するものだからです。これはつまり、愛しているから与えるのではなく、与えるから愛するようになるという事なのです。そのため、与える必要が無くなれば、愛情は次第に冷えゆき、よく言われる「情」というものがそこに残ります。

では、愛情のある繋がりとは、一体どのようなものなのでしょうか。そこには、配偶者や恋人の思い遣りや言動に対する尊敬の気持ちや、また趣味や人間関係などの共通項をどれだけ持つことができているかが、その答えのひとつになります。

今回は、人生を愉しむために不可欠な、円滑な結婚生活を築くための方法をご紹介していきます。

私と彼には共通項が少ないのですが、どうすればよいですか?

共通項が少ない時にどうするか

共通項が少ない時にどうするか

はい。では、実際にご相談をいただいた実例をもとに、ご案内させていただきます。

「性格が違うほど惹かれ合う」などと言われることもありますが、果たしてそうなのでしょうか。ご相談いただいたのは、そんな皆様と同じく、趣味など共通項についてお悩みを抱えている方でした。

映画や友人とのおしゃべり以外はあまり外出をしない、インドア派の彼女から頂いたご相談は、自分とは正反対の性格の彼氏がしていた浮気についてでした。ある日、アクティブなライフスタイルを好む彼氏が、ジム通いをきっかけにした出会いから浮気していることを知ってしまたのです。

時を重ねゆくことが幸せとなり、価値観を紡いでいくことにはならないのか。

…。

私には結婚を考えていた彼氏がいました。しかし、彼は浮気をして、私のもとを去ってしまったのです。

彼からハッキリとしたプロポーズはありませんでしたが、「次の転勤には私と一緒に行きたい」とか、「もし結婚して一緒に住むときはDIYにチャレンジしてみたいなぁ」など、たびたび結婚を匂わせるような会話があったので、たぶん彼も、私を結婚の相手として考えていたと思います。

「そろそろお互いの親にも会いたいね」

そんな話しもしていたのですが、私の仕事が忙しく、予定を合わせる事ができませんでした。

忙しさをわかってよ。

忙しさにかまける、そんな言葉など知る由もなく、忙しいことがステータスの一種ではないかと、その時は考えていたのです。

それからもう一つ、当時は、友人の結婚が続いたこともあって、せっかくの休みであっても、独身の女友人たちと、「もう最後の女子会だね!」、「いや、まだまだでしょー(笑)」なんて言い合って、友人との予定を優先して居ました。彼と会ってゆっくり話す時間は減っていました。

時間は絶えず流れ、もう二度と同じ時間を使う事はできない。私を二つに分けて、時間を二つ同時に使う事も、もちろんできない。できるのは、時間を選ぶことだけ、大切な人のために。

包容力と、言えない優しさ。

けれど彼は、そんな私の仕事や友人関係にも理解があり、私の行動を、きっと快く受け入れてくれていました。私はそのことがとても誇らしくて、友達にも自慢できる彼の結婚を本当に嬉しく思っていました。

いつも私の事ばかり、いつも私の無茶を、彼は聴いてくれていた。それなのに、私は彼の事を知らないままここまで来てしまった。

私に原因がありながらも、私がなかなか彼との時間をゆっくり取れずにいるのを気にしていると、彼は「今は趣味って言ってもいいかなっ!ジムに通うことがホントに楽しいから気にするなよ!そだね、俺もっとカッコよくなるわ」なんて冗談めかして慰めてくれたりしました。

私の不満を彼が包み込む、いつも彼はそうやって強くなければならなかった。きっと私には、弱音を吐くことなどできなかった。そんな偏った関係。

 

価値観や趣味の違いと、すれ違い。

趣味の違いと、すれ違い

趣味の違いがすれ違いを生む

趣味や仕事が、価値観に繋がっているなんて、その時は考えもしませんでした。

趣味の違い

彼は、ジムで体を動かしたり、仲間と賑やかにバーベキューや登山を楽しんだりする多趣味なアウトドア派でアクティブなタイプ。

他方、私は、学生時代からスポーツが苦手で、運動会やマラソン大会では、「雨が降って中止にならないかなぁ」って願っていたタイプ。大人になった今も、ひとりで映画を観に行ったり、友達とカフェ巡りしながらおしゃべりするのが好きなくらいで、特に趣味と言ったものもなく静かに過ごすのが好きでした。

違いがお互いの興味を誘った。

彼と私は全く違うタイプでしたが、性格面ではとても波長が合って、今まで興味の無かったことでも、彼から話聞くことで、魅力という色が塗られ、そこにはつい手に取ってみたくなるような新鮮さがありませた。また、彼も私がひとりで映画を観に行くことに驚いていましたが、自分の周りにはいなかったタイプだと喜んでくれました。

「これはどう?じゃ、これは?」

そんな風に、お互いの知らない(・・・・)を埋めていく度に見つかる新たな発見を、この二人なら永遠に愉しめると、そう疑いもしませんでした。

違いを愉しむひと時。

知らないお互いの事が新鮮で、今までは知らなかった世界が広がっていくような感覚に、本当に楽しさを覚えました。

しかし、新鮮さだけが二人を結びつけている共通項だとすれば、お互いを知ってもっと繋がりたいという気持ちとは矛盾するように、知れば知るだけ新鮮さは希釈され、結びつきが弱まってゆくことになるのです。

 

感じるようになった彼の変化。

彼と連絡が取りづらくなったとき、まめな彼にしては珍しいなと私は違和感を覚えていました。

しかし私は、彼が仕事や友人関係を大切にしていることに理解を示してくれたのを嬉しく思っていたので、私も彼の生活に踏み込まないようにしようと思ってしまいました。

私にとっては、干渉をされないことが、彼は大人の感覚を身に付けた人であり、それが包容力だと思っていました。しかし、世の中には、干渉のされ無いことを寂しくを思う方もいます。

急に会う約束を破るようになった。

「仕事の出張が入って」「友達との急な飲み会」

女遊びも嘘も上手ではない、その残酷さが心を刻みつけます。

私との予定を断るときに聞いたセリフは、今思えばあるはずもない事。彼の仕事で急な出張などほとんどないはずですし、友達の名前も聞いたことのない人物でした。

理解には理解で示そうとした。

予定を断られることが増えると、私は不安になりましたが、彼が私を理解して信用してくれたように、私も彼の言うことを理解して信用しなくてはいけないのだと思い込もうとしていました。

もちろん心の中によぎる、不安な声もあります。

(この時期の出張なんてかなりめずらしい事みたいだけど、どうしたんだろ?)(それから、聞いたことのない友達だな。どんな人なんだろ?)

しかし、私はその気持ち押し殺し、訊こうとしませんでした。

「そっか。忙しいんだね、大変だね」、「友達付き合いも大事にしないとね」

友達は、一生の宝物だと言われます。私もそう思います。だからこそ、私は彼の友達関係を自分の事のように大切に考えていたのです。

 

しかし彼は、私が忙しくしていたこの期間に通っていたジムで出会った女性と、浮気を繰り返していたのです。

 

後で知ったことですが、ジムで出会った女性と彼は、勤務形態が似ていて、同じ時間のジムで顔を合わせる事が多かったようです。初めはあいさつ程度だった彼女も、実際に話してみると、バーベキューや登山などアウトドアな趣味といった共通項も高じて、一気に距離を縮め、ジムが終わった後も二人で食事をするようになったり、休みも二人で会うようになったようです。

同じ興味や楽しみを共感できる相手を、私たちは日々求めているのかもしれません。リアルな体験の愉しみをその場で確認し合えるような関係を。

価値観の差異の受け止め方

価値観の差異の受け止め方

価値観の受け止め方

違いという魅力を私の中に取り込むことが大切

私は、彼との趣味の違いがお互いの関係の魅力の一つだと思っていました。それは、確かに魅力であるのかもしれません。しかし違いを受け止めることがその魅力をさらに強めることになるのです。魅力とは、2つに分かれます。

  1. 知らないというその対象への魅力
  2. 知るほど強まりゆく魅力

生まれや育ちが異なれば、価値観や経験も異なって当然です。違うという事は、未知の事と言い換えることができるでしょう。未知の世界、まだ知られていない景色はなぜあんなにも魅力的なのでしょうか。それは、まだ読んだことのない本のページをめくる思いと、いくらか似ているかもしれません。しかしながら、同じ仕方では、一度読み終えてしまった本を再び楽しのは難しいものです。本は読み終えた後に考えることが大事です。「あのシーンがほんと心に残ってるんだよね」「あの描写にはどんな意味があるのかな」。

  1. 知らないことへの魅力とは、相手とお互いに向き合って、その感触を確かめ合いながら、その知られざる感覚を尋ねていくことです。
  2. 知るほどに強まる魅力とは、お互いに同じ方向に向かって、同じ立場から景色を眺めてゆくことです。

私はもっと彼の話を聴き、彼のよき理解者であるべきでした。

結局趣味のすれ違いが、お互いの価値観を隔て、恋愛でもすれ違いを生んでしまったのです。

趣味や価値観を変えることは難しい。

どちらかと言えばインドア派な私が、趣味を突然アグレッシブなことに変えるのはとても難しく、運動会の中止を願っていたような私が、お金を払ってまでスポーツをするなんて考えられない事でした。

けれど、彼の話を聞いて健康維持のためにジムに通っている人たちの存在も知っていました。だから、美容のためにジムに通ってみたいなと思ったことはありました。今思えば、毎日でなくとも、行ける日に私もジムに通えばよかったのかな、と後悔することがあります。

バーベキューや登山も彼に誘われたけれど、なんとなく彼の仲間たちに囲まれるのが気恥ずかしくてあまり積極的ではありませんでした。

私が、彼の趣味や彼の周りの人間関係にもっと積極的に関わったり、その思い出を共有したりしていれば、きっともっと良い関係を築けていただろうと思います。

 

今、私と同じように、急に彼と連絡が取りづらくなったと感じている方は、彼の友人にそれとなく聞いてみるとよいかもしれません。

 

しかし、私のように彼の友人とあまり接点がない方や、上手く訊くことができない方は、探偵の方に相談してみるのもいいと思います。

もしかしてまだ、彼は迷っているかもしれない、浮気相手の彼女とは浅い関係なのかもしれない。そのときに私が行動を起こしていたならきっと浮気は防げたはずではないかと今でも後悔しているのです。

 

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価値観の違いを埋めて良好な関係を築く方法

幸せな関係を築くには、冒頭で示したように「尊敬」と「共通項」がとても大事になります。尊敬できる相手かどうかは、性格の一致や不一致によっても変わりますが、たとえそうであっても、共通項を築くことはできるはずです。

私たちは、初めてあって人に対して、「テレビ・天気・趣味・ニュース・ライフスタイル・出身地・旅行した場所・芸能人・勉強や仕事」を尋ねるのは、その中に自分との共通項を見つけ出したいからです。

そのすべてでなくとても構いません。しかし、これから先の未来の時間をともに過ごしてゆ来たいのであれば、一生をともにすることを決めた配偶者なのですから、その相手の大切に考えることを尊重して、一歩進み出てみるのが良いでしょう。

大抵の場合、趣味とは、好きだからやっているのではなく、やっているうちに好きになっていったという事の方が多いと思います。

初めての物事は、誰にとっても新鮮さという魅力を持ちます。趣味には何かしら目的があります。それを繰り返していくうちに、深い理解を得たり、道具を持ったり修繕したり、また共通の趣味の友を持ったりと、そうして「好き」がまた広がっていくのです。

その時間を生涯の伴侶との時間に重ねてみてはどうでしょうか。

慣習的な生活から一歩踏み出てみることは、もしかすると勇気のいることかもしれません。しかし、必ず変化を感じられるはずです。

円満な関係を築きための方法を知りたい方は、幸せな家族になるための方法を参照してください。

また、浮気をする男の特徴を知りたい方はこちらを参照してください。

 

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