遊びの浮気と本気の浮気の違い
パートナーが浮気したと一口に言っても、遊びの浮気と本気の浮気の二種類があります。
遊びの浮気と本気の浮気とでは、発覚後のパートナーへの対処が全く異なるといっても言い過ぎではないでしょう。
今回は遊びでした浮気と、本気でする浮気の違いを紹介していきたいと思います。
遊びの浮気の場合に見られる心理と特徴
この浮気は遊びだとパートナーが本心から発言した場合、あくまでも、浮気された側が一番であって、浮気相手は二番目の人間であるということになります。
ただ、二番目だと言っても、浮気相手に選ばれるということは多かれ少なかれ恋愛感情を持っているということであり、何かのきっかけで遊びから本気に変わることもあるかもしれません。
なぜ遊びで浮気をするのか
何故、遊びで浮気をしたのでしょうか。
考えられる理由としては、パートナーとの生活に倦怠期が訪れて、パートナーとは違う異性と関わることで新鮮さを味わおうする、あるいは、浮気という非日常的でいけないことをするあの背徳感による刺激を得るために、浮気をしたということが挙げられます。
遊びで浮気をしていたという人は「あくまでも結婚しているパートナーが一番であり、単なる恋愛ごっこを楽しみたかっただけ」というようなことを言うこともあります。
決してパートナーのことが好きではなくなったという事を理由に、浮気をしているのではないのです。
もしパートナーのことが好きでなくなったというのなら、それは本気の浮気になるでしょう。
特徴としては、本気の浮気ではなく、パートナーのことが嫌いになったわけではないので、露骨に口数が減ったり、セックスレスに陥るというようなことはあまり見られません。
肉体関係を断つ、というのもあまり見られないでしょう。
あくまでも一番位の高い異性はパートナーなのです。
ただし、帰りの時間が遅くなったり、休日によく外に出るようになる、スマートフォンやパソコンに触れさせない、というような行動の変化が起こるようになりがちです。
遊びの浮気について、遊びの浮気は発覚して離婚、となれば苦しいことだが、本気の浮気は発覚して離婚したとしても、後悔せずにむしろこれでよかった、という感想を持つ人もいます。
詳細は後述しますが、本気の浮気の場合に比べて、遊びの浮気に関しては、心が離れるというようなことは少ないです。
浮気グセがあるという場合は要注意ですが、本気の浮気に比べたら良い方向へ持っていくことができる可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに結婚している相手以外の異性と肉体関係を持つ、あるいはそれに類する行為を行うとそれは法律的には不貞行為と呼ばれ、不貞行為を行った相手に対して慰謝料を請求することができます。
本気の浮気の場合に見られる心理と特徴
本気の浮気の場合、開き直った思想を持つことが多いようです。
上のセクションで少し紹介したように、本気の浮気では発覚して離婚したとしても、後悔の念を抱くことは少なく、離婚こそ望んだものである、という考えることが多いです。
このためわざわざ浮気されているパートナーが指摘するまでもなく、いかにも浮気していますという雰囲気を出してしまうことがあります。
遊びの浮気では、発覚して一番の存在であるパートナーを失うことを避けるために、態度や証拠などは上手く隠そうと努力するのですが、本気の浮気ではもはやそのように小細工をする必要はないのです。
口数が減り、一緒の布団で寝なくなるなど、コミュニケーションの量が著しく減少し、帰ってこない日というのも出てくるでしょうし、当然パートナーに恋愛感情はなくなり、浮気相手が一番の異性になるため、夫婦間ではセックスレスに陥ることもあります。
パートナーに恋愛感情がなくなってどうでも良い存在になったとは言え、本気で浮気する側も人間ですから、やはり少しはパートナーが気の毒に見えるわけです。
そのようにパートナーが気の毒に見える原因を作ったのは浮気した自分であるということは一部の思いやりが欠如した人間を除いて分かるはずです。
とすれば、浮気したことに対して罪悪感を感じるわけです。しかし、人間の脳には心が傷つかないようにする防御機能が備わっており「魅力がないパートナーが悪い」であったり「パートナーの稼ぎが悪い」などと、パートナーを攻め立てることで、自分を正当化しようとしてしまう人までいます。
浮気が本気であるという場合、なかなか心をこちら側に取り戻すことは難しいでしょう。
恋愛感情というのは人間の感情の中でも大きいエネルギーを持っているものの一つです。
浮気や不倫絡み、ストーカーなどで殺人事件が起こるほどに強力な感情ですから、簡単に取り戻すことはできないのです。
遊びの浮気が長期化することで、段々と本気へと切り替わることもあります。
遊びの浮気相手は遊びとはいえども、夫婦間で喧嘩をするなど、家庭がうまく行っていない時にサポートしてくれる相談役を果たすことが多いので、次第に浮気しているパートナーにとって必要な存在へと変化を遂げることがあるのです。
遊びで浮気と本気の浮気の違いのまとめ
遊びの浮気という言葉には「一番の異性はあくまでもパートナーであって、浮気相手は二番手、刺激を与えてくれるだけの存在」だという意味が含まれています。
それに対し、本気の浮気は、文字通り「本気で浮気相手と結婚を考えている」ということであり、ここまで来るとなかなか心を取り戻すことが難しいという現実があります。
遊びから本気へと変わることもあるので、遊びだから大丈夫と高をくくらずに浮気はいけないことだと理解させましょう。
不倫調査について詳しく知りたい方・無料相談する前に確認したい方
遊びか本気かによらず、浮気は誰かを悲しませずには成立しない、それは不幸の始まりです。たとえそれが本気の浮気であって、新たな恋愛が成就したとしても、また新たな浮気にいつまでも怯えなかければなりません。浮気をして出会ったのだから、それはまた当然回帰するからです。
人と人の出会いは大切なものです。
最初の出会いがどれほど素敵であるかによって、その後の付き合い方やその期間の長さに相関性が見られると言っても、それが腑に落ちない方はいないでしょう。
同じ出会いであっても、アルコールの残る明け方の新宿駅構内で出会うよりも、お互い沖縄への一人旅で偶然居合わせたダイビングとホテル、そのどちらの出会いを大切にしたいでしょうか。
しかし、浮気をする人になぜか魅力を感じることがあります。しかし、それが本当に理由のある魅力かどうか、一度よく考えてみましょう。
皆さんがいつまでも二人語り合えるような出会いを見つけることを願っています。