浮気を気にしない人の心理
パートナーが浮気しているとわかったとき、多くの人は「許せない」という怒りの感情や、「信じていたのに…」という悲しみの感情に襲われることになります。
しかし、浮気された人の中にはその浮気をなんとも思っていない人もいます。
なぜ、たとえ消極的であったとしても、好意を持っているパートナーが浮気していることを許しているのでしょうか。
パートナーが何度も浮気して困るというものの、これといって確実な解決方法が見つからないという方には、気にしない人の心理は参考になるかもしれません。
記事の内容
浮気したパートナーをATMだと思って生活している

パートナーをATMだと思って生活している
浮気したパートナーが家計を主に支えており、浮気された側には収入がほとんどないという場合は、浮気がもととなって離婚するのはかえって不利益を被る可能性が高いと言えます。
実家などを頼ったり、慰謝料をもとに或る程度生活することはできるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実家に余裕がなかったり、慰謝料は一括で払われることが少ないため、支払いが滞っているという方が多いのが現実です。
このようなときには、たとえ浮気したパートナーのことを許せなかったとしても、表面上は許したふりをして、夫妻関係の再構築をします。
そして、パートナーを銀行で使われているお金を預けたり出したりする機械であるATMのような存在として扱うことがあります。
浮気した側は多かれ少なかれ、浮気したことに罪悪感を持っているので、多少お金の使い方が荒くなったとしてもあまり強く言うことができないのです。
離婚したいという気持ちを持っている方もいますが、離婚しない方が不利益を被らないどころか利益になることがわかっているので、たとえ愛がなくなっていようと結婚関係を継続するのです。
ある意味、浮気したパートナーのことをATMとして使うのは報復だと言えるでしょう。
浮気関係の解消について、浮気相手に対して本気ではなく、浮気された側の方が優先順位は高いという理由で、夫婦関係の再構築に同意したわけです。
その優先順位の高いそのパートナーに愛想を尽かされ、単にお金を吐き出すためだけの存在として扱われるのは、大変つらいことでしょう。
後述する浮気したパートナーをどうでもいい存在だと思っている、ということにも共通性が見られます。
浮気したパートナーや浮気自体をどうでもいいと思っている

浮気自体をどうでもいいと思っている
浮気をどうでもよいと思える理由
浮気したパートナーや浮気自体をどうでもいい存在だと思えるようになる理由としては、
- 浮気が発覚する以前から夫婦仲が冷え切っている、いわゆる家庭内別居という状態にある場合であったり、
- パートナーの浮気を繰り返す性分であり、浮気されている側が本命であることがわかりきっており、本気でない浮気など痛くもかゆくもないと割り切っているという状況が考えられるでしょう。
このように、パートナーは浮気しやすい性格なんだなぁ…という具合に事実を受け入れているのです。
そして例えば、大奥の正室と側室、妾などの関係のように、浮気相手が何人現れようとも、私のほうが格上の人間であると絶対的な自信を持っているのです。
また、少数意見として、浮気するのはOKですが、①子供を作らない、②お金を貢がないで家計をしっかり支える、③性病を移されない、という条件のもとで、浮気を許可しているというような人もいます。
このような人たちはパートナーという存在を「最愛の人」というよりは、家庭を(経済的に)支える存在だと、少々ドライに考えていることが多いです。
他にも、結婚してしばらく経ち、パートナーへの興味が薄れたいる場合であったり、もともと恋愛関係から発展して結婚したわけではなく、夫婦関係が恋愛体質ではないというような場合にも、この浮気されて何も感じないという事が起こるようです。
自分がやっているからあまり強く言えない

自分もやっているからあまり強く言えない
自分も浮気をしているからパートナーのことを本気で責めることができない、という人も少なくないのではないでしょうか。
自分のしている悪い事は棚に上げて、相手の悪い事をあげつらう、ということに心理的に抵抗感がある場合もあるでしょう。
また、ひょっとしたらパートナーは既に自分の浮気の証拠を握っており、自分が浮気を責めれば自分もまた不利になる、という心理から黙って平然と生活している場合があります。
その他にも、「自分も浮気を愉しみたい。でも浮気を指摘しないと怪しまれる。けれど、浮気を責めすぎると今度は自信も浮気をしづらくなる」という心理もあるでしょう。
浮気しているパートナーが夫婦二人ともそれぞれ浮気しているということを知っていれば、夫婦で同じ心理状態にあり、お互いを牽制し合うことになります。
見逃してほしいというわけですね。
とりあえず表面上は取り繕って生活を続けていきます。
夫婦のどちらもそれぞれが浮気しているという事実を知っている上で、どちらかの浮気が表面化すれば、結婚関係を続けるかそうでないかの選択をすることになります。
それまでは平和に生活できることでしょう。
自分がやっているからあまり強く言えないというシチュエーションは、広い言い方をすれば、自分がやっている事に非があり、「自分に悪い点があった」という事になります。
日頃からパートナーを大切にしなかったから愛想を尽かされても仕方ない、と諦観している方もいます。
パートナーの浮気を気にしない人の心理まとめ
浮気を気にしない人は、たとえ許せなくてもこのまま結婚関係を続けたほうが利益になると冷静な判断をしていたり、そもそもパートナーのことを大切に思っておらず、とりあえず生活を成り立たせてくれるのならいいや、と楽観的に考えていることが多いといえます。
パートナーの浮気を気にしないためには、感情的にではなく、利益など合理的な考え方をすることが必要だといえます。
しかし、若い時なら楽しめた浮気を気にしないような、関係、つまり兄弟やただの同居人のような関係も、年を重ねるたびに不毛な関係へと変わっていくものです。
できれば人との付き合いは感情的であって欲しいものです。
浮気を問い詰めることで失うものがある
浮気をされても気にしない方は、そもそも自らの浮気の考え方を変えているのでしょう。
浮気を止めさせることで失うものよりも、浮気を許容する関係を継続させる方が自分にとってメリットが大きいという事です。
ある意味ではリベラルな関係であり、ひとつの夫婦や恋人の関係として、2人で取り決めたものですので、誰かが口を挟むことの方が誤りであるのかもしれません。
しかし、冒頭の以下のような方には、
パートナーが何度も浮気して困るというものの、これといって確実な解決方法が見つからないという方に、そのままの関係を継続させるか、また、今とは違う新たな関係を求めるかの、いくらかの判断の指針になったのではないかと思います。